変な名前の写真家 森星象。神戸写真講座中級クラス 4/5 今回は「レンズ編」

変な名前の写真家 森星象
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ぼくが「変な名前の写真家 森星象」を取材するのは、年内最後。そうもう年末なんですね。

思い出せば・・・真夏の暑い神戸からはじまったこのシリーズでしたが、季節もいつしか冬になっていました。

ということで、今回の取材も神戸中級クラスのいつものメンバーです。今回でこのメンバーの講座に入るのは4回めとなりますが、びっくりするほど皆さんの写真は上達しています。何がどう上達しているのか?それはこの記事の最後のまとめとしてお話させていただきます。

目次

神戸中級クラス全5回の4回目講座

変な名前の写真家 森星象

今回の講座、テーマは「レンズ」です。一眼カメラを買おうと思った時に、多くの人は”レンズキット”という、カメラボディーとレンズが1本または2本セットになった商品を購入する場合が多いと思います。

ぼくが今使っている「FUJIFILM X-M1」もレンズキットで購入しました。理由は別々で買うよりもお買い得価格になってること、そして直ぐに使えることがあげられると思います。

ですが「変な名前の写真家 森星象」の写真講座のように、写真について学んでいくに従って、レンズの役割の重要さを知ると、自分の撮りたい写真に対してピッタリなレンズがだんだんと欲しくなってきます。欲しくなっても安易に買ってしまうと、「あれ?こんなはずじゃ・・・」と、思ってた通りに撮れないこともありますので、今回は写真を創るうえでの、最適なレンズは何かをしっかり基本から学べる内容でもあります。

今回はかなり重要な内容です。

まずはQ&Aから

変な名前の写真家 森星象の写真講座は、いつも質疑応答が最初にあります。前回の講座でアンケート用紙を配布して、講座当日に持ってきてもらい、その質問に答えるというもの。これがなかなか皆さん、レベルの高い面白い質問をしてきます。

ちなみに今回だと、いきなり「夜景撮りたい!」なんてのもありました。これは暖かくなった春頃に予定しているということですので、お楽しみに。夜景撮影は、ぼくも一時期ハマっていた頃があり、深夜とか夜明け前に毎日カメラ持って出かけていました。いまは少しでも寝ていたいので撮ってませんが、当時は熱くなっていたので全然平気だったのを覚えています。

アワガミファクトリーの解説

先日、森くん含めて3人で行った、徳島県の和紙製紙工場「アワガミファクトリー」さんで学んだ和紙への写真プリントについて説明。

変な名前の写真家 森星象

森くん、かなり力がはいっていました。まるでアワガミファクトリーへ行った日と同じくらいの熱量です。

変な名前の写真家 森星象

思いっきり身を乗り出して、怖いわっ!このアワガミファクトリーの和紙プリントが相当お気に入りのようで、笑顔もあまり見せず、とにかく熱く語ってしました。

中級クラスではプリントまでは学ばないので、受講生さんにはちょっと難しいかなあと思っていたのですが、意外と細かいところまで皆さん興味をもたれて質問していました。

写真講評タイム!

受講生さん全員が、前回森くんが出したお題「赤」「構図」を考えながら撮った写真をみんなで見ながら講評します。

変な名前の写真家 森星象

この写真講評タイムが、変な名前の写真家 森星象のイチバンの見どころです。思い思いに撮った「赤」と「構図」を考えた写真。これを全て完璧に講評します。プリントしてきた写真だけでなく、スマホの中の写真も見ます。

そしていつもの「どんだけ~!」ってぐらいにド親切に、基本ほめる方向です。ぼくが見る感じでは、「これはダメだなあ」なんて写真は一枚もないので、褒めるというよりも、本人の気づかない点を探して、そこを褒めて伸ばすという感じです。これは本当に上手いと思います。言われてみれば間違いのない事実ですから嫌味はまったくありませんし、それに気付かされた本人も本当に嬉しそうです。これがあるから、全員が自然と写真を続けることができるのだと思います。

今回の講評の中で気になった内容としては
・絞り値を変えることで光をコントロールする
・レンズ用プロテクターを使う理由、使わない理由
・曇の日のホワイトバランス設定

このあたりでした。

本題「レンズ」について

レンズには「24mm」「50mm」「200mm」などといった数値があり、この数字によって撮る対象や目的、そして撮れ方が違ってきます。それにカメラ側のセンサーの大きさとの関係が重なって画角が変わるという話から入りました。

そしてレンズの画角によって、どんな写真が撮れるのかを実際の写真を見ながらの解説すると、あまりの差の大きさには皆さん驚いていました。その中で「圧縮効果」「ディストーション」「パンフォーカス」なんて用語も一緒に学べたので、理解しやすかったと思います。

このあたり、実を言うと、ぼくは一時期ですが24mmから105mmまでの単焦点レンズを11本、ズームレンズを2本購入して、画角の違いを体感していました。完全にコレクターです。(笑)

レンズについて一通り理解したあとは、レンズフィルター、色のRGBとCMYKについても解説。そして最後に写真の「レタッチ」についても、ほんの少しだけ解説がありました。

これで終わりじゃない!いきなり校外学習!

この日、なぜかぼくのカメラが調子悪い。使い慣れたいつものカメラなのですが、ピントが来ないし、色が決まらない。ということで、ここからはスマホ撮影です。写真教室でスマホとは・・・かなり間違ってます(笑)

校外学習は、望遠レンズの「圧縮効果」を体験するという内容。神戸三宮の教室を出てスグの道端で、みんなが一眼カメラを持って撮り始めます。

変な名前の写真家 森星象

どこでも直ぐに撮影体制!受講生さんも同じく。

変な名前の写真家 森星象

前方の木をねらって「圧縮効果」の得られる写真をレクチャー中。

変な名前の写真家 森星象

どこでも気合の入る「変な名前の写真家 森星象」。ぼくにはマネできない。。。

変な名前の写真家 森星象

一通り撮影が終わって、みんな満足そうでした。

変な名前の写真家 森星象

もうええっちゅうねん!でっかいカメラであんまり下から狙うと不審者に思われる場合もあるので、一人で撮る時はお止めになったほうが良いと思います。

終わってみて

さすがに4回目ともなると、受講生さん同士の会話も普通に馴染んてきて、講座中の雰囲気も盛り上がってきました。質問も所かまわずガンガン出ますし、それに対して森くんも即答します。場の雰囲気を作るのは演劇も同じで演じる側と見る側の両方だというのが、取材に入るたびに徐々に強くなっていくのを感じます。なので全5回の講座が次回で終了というのが、少し残念というか、また次のステップがあれば良いのにとも思っています。

次に最初に書いた、受講生さんの何がどうかわったのか? について。これは物を見る力というか見方が変わってきたこと、そしてただ撮るということから目的も持って撮る、そして創ることへと発展してきたことです。これまでたった4回の講座でここまできました。これは素直に凄いと思います。

じゃあ何故こんなことが起こったのか?という話になります。これはやはり「好きだから」に尽きると思うのです。「好きだから」「興味があるから」という理由で物事をはじめ、これが続くというのは「好きであり続ける」ことが出来ているということです。仕事や学校の勉強の場合に嫌々なんてこともありますが、これは仕方ないとか生活のためとか、続ける理由がまったく異なります。だから仕事も「好き」である必要はあるし、今あまり気が乗らなくても「どうすれば好きになれるか」を一度は考えてみることもアリだと思います。

よって森星象には「好きでいてもらう」ための役割というのが生まれます。自分と受講生さん両方に対してです。でも彼には写真における全ての事においてストレスの発生源がないように見えます。だから役割と言う表現は正しくないかも知れません。自然に役割が出来ているから、殆どの講座が毎回満員御礼で、みんなが継続できていることにつながっている気がします。

このクラスの次回は1月。
そして「変な名前の写真家 森星象」Season2の最終回です。

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