売上をアップさせる単純な方法 その4~常識は間違っている

売上げアップの単純な方法 常識は間違っている 経営

「常識」という言葉を聞いていつも思うのは「何を基準に常識なのか?」です。「当たり前」も同じです。今回は「常識を疑う」をテーマに解説します。

それって誰の常識?

「これが常識です」「これが当たり前です」と言われて、簡単に自分の考えを止めてはいけません。それは、その「常識」の多くは、世間で本当に誰もから認められたワケではなく、その人の個人的な価値観で「常識」と言ってる場合が、非常に多いからです。

なので
それは本当に「常識」なのか?
その「常識」は正しいのか?
疑ってみる必要がじゅうぶんにあります。

特に検討しなければならないのが、大半の人が「知っている」こと、つまり、何も考えずに前提条件としていることである。この「知識」は疑ってかかり、じっくり検討してみるべきだ。そうすると、「真実だと知らされている」情報が実はまちがっていた、不正解だった、あるいは、ある条件においてのみ正しいなどと判明することが実に多い。

「ドラッカー全教え」ウィリアム・A. コーエン

ぼく自身、この「常識」「当たり前」を何度も疑って、進む方向を決めてきました。

通っていた高校は、大学に進学するのが「当たり前」だったのですが、「みんなが行くから当たり前」的な空気が自分では意味不明だったので、クラスでぼく一人だけが就職しました。

40歳まで続けてきた自営業、普通に儲かっていましたし、じゅうぶん生活出来ていたのですが、これ以上の成長はどう考えても見込めない、反対に今後はマイナス成長になると考え、見事にバッサリ止めてネット販売に完全移行しました。周りからは「何の問題も無いなら続けるのが常識。オマエのは異常行動だ」とよく言われたものです。

そしてそのネット販売も15年で「これ以上の成長はない」と結論づけて、止めてしまいました。ここでも言われました。「それだけ成果の残した事業、続けるのが当たり前だろ。勿体なすぎる。」と。

お客様を大事にするのは常識?

上で書いた
過去2度の事業の方向転換では、
それまでのお客様を
次の事業に引き継いでいません。

本音を言うと、ネット販売のお客様は引き継ぎたかったのですが、出店先の楽天市場との間で、退店時に一切持ち出せないという約束があったために、実質ゼロです。

こんな感じなので、移行後には「非常識だ」と批判を受けたこともあります。

ここでも「常識」が問われます。
「お客様を大事にすることは常識である」という意見ばかり耳にしますが、「お客様を大事にするというのは、どういうことなのか?」という本質を考えることも必要だと思うのです。販売した商品を、未来永劫に渡ってアフターサービスをするのか?頻繁にメルマガ、LINE @と言ったツールで情報を届けることが正しいのか?これは立場や状況で大きく異なりますし、百貨店や世界のスーパーブランドと、たった一人で経営している人間では、やれることの種類と量は全く異なります。ルイ・ヴィトンの常識全てが、ぼくの常識にはならないのです。逆も真なりで、ぼくの常識がルイ・ヴィトンの常識になるとは限らないのです。これは、けっして「お客様を大事にしない」と言っているのではありません。

「みんなが知っていること」にとらわれず、よく考えて成功にいたる自分の道を切り拓け。

Peter F. Drucker