はたらくということについて

時間 働く

現在57歳のぼくですが、
これまでに大きく3回
仕事を変えています。

ぜんぶを自営だと言うと正確ではないのですが、雇われてた期間も自営を意識し続けていました。

これはその雇われてた組織にとっては、ある意味では喜ばしく、ある意味では不都合。このことを知ったのは30歳になる前にほんの短期間だけ勤めたお店でした。

「雇われは、雇われらしくしていろ!」

即、クビ。
世の中の暗黙のルールを知らない、アホな若者だったんです。
言っときますが、犯罪は犯していません、ただ態度がデカかっただけです。

起業について

世の中、起業ブーム(?)ですが、ぼく的には二十歳からの殆どの期間で自営だったので、起業をわざわざ意識したことはこれまで一度もありません。

なのでそれが自然というか、反対にサラリーマンとして働くという形のほうが、ぼくにとっては特異なスタイルに見えてました。

サラリーマン

ぼくが「サラリーマンも悪くないなあ」と思ったのは、54歳でいきなり決めた単身赴任先、南あわじ市役所です。

これについては過去記事「田舎への移住と仕事について話そう。」でどうぞ。

新入社員として席に座るのですが、54歳という年齢は職場では管理職ばかりで、相当まわりの人は扱いにくい存在だったと思います。

ですがぼくにとって南あわじ市役所で過ごした3年は、最高に良い経験をさせてもらえ、大きな財産になりました。

これは仕事だけでなく、「人」との関わりが大きかったです。市役所内だけでなく、外の農家を含め一般の方々と過ごせた毎日は、何ものにも代えがたいです。

南あわじ市

余談になりますが、ぼくは映画「マイ・インターン」(主演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ)が大好きです。若い経営者と社員が多いEC企業に、定年退職した高齢の男が就職してくる話なのですが、この映画を見た直後に南あわじ市役所での勤務が決まりました。何度見ても自分と重ねてしまいます。

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初めて経験する巨大組織というもの

サークル活動の経験はありますが、ガチの仕事での巨大組織は54歳にして初めての経験です。

ですが、これが意外に面白かった。

それは、ぼくが昔からPeter F. Drucker氏の著書のファンで、マネジメントの勉強をしていたことが役に立ったからです。「今更」と言われることもあるドラッカーですが、ぼくは結構いまも本を読んで学んでますし、実践することで成果も得ています。

なされるべきこと

ぼくの市役所での仕事は事務仕事を手伝ったり、市民との対話をするものではなく、商工的な立場で特産品を都会にPRそして販売するというものでした。

何をなしたいかではなく、何がなされるべきかから考えなければならない。しかる後に、何が自らの強みに合うかを考えなければならない。強みでないものを行ってはならない。他の者に任さなければならない。

Peter F. Drucker

正直、農業や漁業そのものを自分でやる気は無いですし、肉体的にも無理です。これは専門の方にやっていただくべきだし、そういう人は南あわじ市には溢れるぐらい大勢います。

よって、「誰も出来ていないことで、自分ができる得意なこと」これを探しました。

もともとモノづくりは大好きなので、農業にも興味はありましたが、これはぼくがしてはいけないことと判断しました。同じように、流行りのCafe経営や民泊経営なども、ぼくはやりませんし、やりたいと思ったことは一度もありません。

そしてその後に販路拡大や取引額の増大というのが仕事として決まったのですが、

組織に働く者の置かれている状況は、成果をあげることを要求しながら、成果をあげることをきわめて困難にしている。まさに自らが成果をあげるよう努力しないかぎり、まわりを取り巻く現実が彼らを無価値にする。

Peter F. Drucker

これは市役所の職場の人たちがバカだと言っているのではありません。自分が成果をあげなければならない仕事に対して、その助けとなる専門知識をもたチームが無い、または、作ることは難しいということです。市役所という成り立ちから、それは当然です。

成果を得るための間違ったこと

実行計画とは、意図の表現であって絶対の約束ではない。一つひとつの成功や失敗が新しい機会をもたらすよう、頻繁に修正していくべきものである。実行計画はすべて、柔軟であることを当然としなければならない。

Peter F. Drucker

流行りの言い方だと「PDCA」です。
シナリオ通り進むのは、映画やドラマの中だけです。未踏の地へ踏み込むことそのものがイノベーションであり、だからこそそこに大きな成果は得られるのです。

これを「計画通りやれ!」「予定の数字が出ていない!どう責任をとるんだ!」、これは役所よりもノルマ第一主義の営業の現場で多いと思います。その時の体裁が一番大事というご都合主義的考えは、あとになっても何も残りません。

時間について

ぼくも何度も計画書を提出して実行してきましたが、修正の日々でした。ただ成果を提出する期限が決まっていますから、それに合わせて行動をします。

成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。

Peter F. Drucker

あまりにも有名な言葉ですが、いつもそうでした。時間がまず考えにないと、全てが狂います。いや狂っています。

時間の使い方を知っている者は、考えることによって成果をあげる。行動する前に考える。繰り返し起こる問題の処理について、体系的かつ徹底的に考えることに時間を使う。

Peter F. Drucker

ぼくが多くの人、サラリーマンでも事業主でもそうですが言いたいのは、これです。とにかくみんな考えない。考え方が間違っています。「どうやったら儲かるか?」ある意味で利益をあげるために事業はするのですが、そればっかりは間違っています。

やめる仕事

すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである

Peter F. Drucker

仕事は始めるよりもやめる方が重要で、大きな決断を要します。

冒頭で「これまで3回 大きく仕事を変えています」と書きました。理由はこれです。ぼくはあまり過去や自分のやってきたことに未練を持たないタイプなので、いつもバッサリ、アッサリやめて次に行きます。業種・業界も平気で変えます。変えるから、仕事を同業者でつるんでもロクなことがないことを知っています。

もちろん十分な準備はします。

今回の記事作成に使用したドラッカーの本です。

さいごに

ぼくが自分をコンサルタントと呼ぶのも呼ばれるのも嫌うのは、ここで引用したドラッカーという人物があまりにも偉大すぎて、恐れ多いという考えからです。

また仕事する上でもっとも興味を持っているのが、マネジメントでありマーケティングです。これも看板を上げているわけではないので、これを仕事として依頼されてもお断りしています。

あくまで自分が仕事をする上での勉強であり、インプットした知識を直ぐにアウトプットし、検証を繰り返しながら成果に結びつけるよう、起きてる時間はずっとこのことを考えっぱなしでいます。

ということで、じつに興味のある大好きな分野なので、今後のこのテーマはシリーズ化します。けっこう地味でつまらない内容かも知れませんが、よかったらお付き合いください。