北原さんの二人で作る素麺 真冬の製麺所

北原製麺所

福良の淡路手延素麺は
10月から製麺がはじまり
寒い時期だけしか作りません。

素麺を干して乾燥させているところ。
真っ白なカーテンのようで、お日さまキラキラ光って美しい。

干して乾燥中の素麺

高さ軽く2m以上あります。
もうちょっとわかりやすい写真で

乾燥中の素麺

北原さんの身長と比べても、素麺はだいぶん長いです。
これは10月下旬、素麺の製造が始まったばかりのころに撮った写真なので、まだ半袖着てますね。
いまは下の写真のように、室内でも防寒着はぜったい必要なぐらい寒いです。
でも、この寒さも美味しい素麺を作ってくれるのです。

乾燥した素麺を切り分ける前

素麺が乾燥したら、乾燥台から取り外して
この台の上にのせます。
真っ白な絹糸が束でのせてあるようです。
とにかく、この美しさにはウットリします。

素麺を切り分け中

そして二人がかりで、19cmごとに切り分けます。
この刃の良く切れること! スパッと切れます。
切れ味がわるいと、これだけ細い繊細な素麺ですから、断面がガタガタになってしまいます。

切り分けられた素麺。見事な断面です。

見事なまでのピッタリ19cm!
見てて感動します。
これを次に手でもういちど、一本一本見ながらもっと揃えていきます。

手作業で素麺を一本一本揃えます

このあと専用の木箱に入れて出来上がりとなります。

この工程は、素麺製造のほぼ最終工程で時間はちょうどお昼頃でした。
素麺製造はとても時間がかかる仕事で、毎日の仕事の始まりは午前1時、
そこからいろんな工程を経て、仕事終わりが午後7時か8時です。

たまにメディアが取り上げたりもしますが、
殆どは、引き延ばす工程で午前10時頃の部分です。
北原さんの素麺は、殆どの工程が手作業で、時間は惜しまずかけます。
時間と効率・利益を先ず先に考える現代のビジネスとは真逆でありますが
やっぱり手間ひま惜しまず作ったものは
明らかに美しさ、美味しさ共にちがいます。

残念なのは、生産量が少ないこともあって
いまは北原さんの素麺を都市部で食べることは、ほとんど不可能に近いということです。