ドラッカーから学ぶ小さな経営「成長と自己変革を続けるために」編。

ドラッカー 神々が見ている 経営

シリーズ化しています「ドラッカーから学ぶ小さな経営」。とにかく難しいドラッカーのマネジメントを、初心者にでもわかりやすく、ぼくの経験も織り交ぜながら解説します。

今回も参考にする本はコチラ↓

ドラッカー プロフェッショナルの条件
はじめて読むドラッカー自己実現編 プロフェッショナルの条件

成果をあげるために実行すべきこと

第一に、努力を続けることこそ、老いることなく成熟するコツである。

Peter F. Drucker

続けることと同時に、改善し続けること、将来性を見いだせないことを止めることも重要です。

第二に、私が気づいたところでは、成果をあげ続ける人は、神々が見ているという考え方である。彼らは、流すような仕事はしたがらない。仕事において真摯さを重視する。ということは、誇りをもち、完全を求めるということである。

Peter F. Drucker

ぼくは昔、ある人から言われたのが「仕事とプライベートを分けるやつはゲスである」ということです。仕事はバッチリやっても、私生活で酒浸りであったり、犯罪またはそれに近いことばかりしているような人は、結局いつかは崩壊します。そういうのをたくさん見てきました。また人が見ていないようなところ、例えば超一流のモノづくりの職人さんは、道具までいつもピカピカに手入れができていているものです。道具なんてお客さんは見ることはありませんが、それも含めて超一流の仕事なのです。

第三に、そのような人たちに共通することとして、日常生活の中に継続学習を組み込んでいることである。彼らは、常に新しいことに取り組んでいる。昨日行ったことを今日も行うことに満足しない。何を行うにせよ、自らに対し、常により優れたことを行うようにしている。さらに多くの場合、新しい方法で行うことを課している。

Peter F. Drucker

今はスマホで新しい情報や学びを簡単に取得することができます。ぼくも、自分にプラスになるYouTubeチャンネル、アプリ経由でニュースやブログ記事のチェックなどは、怠りません。よく「おまえは何でも最新情報を知ってるなあ」と言われますが、自分で作る情報なんて、そもそも無くて、どこかから得るだけですので、そんなに難しいことではありません。時間を決めて、ぼくは朝の布団出る前、昼のランチ時、夜の夕飯から寝るまでが、情報を得たり学んだりする時間にあてています。自分でも楽しいので、ぜんぜん負担にはなりません。そして肝心なのは、新しい情報が次々に入ってくるから、それを今の仕事や新しい仕事に活かすようにします。とくにネット周りのことは毎日アップデートされますので、一ヶ月も放置したら完全に世間から遅れてしまいます。ただそこで、「世の中には変わらないものだってある!」という意見が必ずあります。でもよく考えてほしいのです、変わらないものなんて、絶対にないとは言いませんが、殆どないです。逆に変わることを面倒だとして、じっとしていたことで消え去ったものは山ほどあります。

第四に、自らを生き生きとさせ、成長を続けている人は、自らの仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込んでいる。

Peter F. Drucker

むかしは、こういう評価ってわかりにくい部分もあったのですが、最近は違います。多くが数値化されてしまいますので、それだけであっさりと評価できます。たとえば、このぼくのブログなら「アクセス数」「AdSense報酬」など、稼いだ金額が毎日はっきりでます。完全に仕事に組み込まれています。YouTubeも同じです。モノづくりの職人さんなら、最高のモノを作って、それが売れて儲けになったという評価があります。またこういった評価とは別の軸もあります。それは顧客によころんでもらえることです。YouTubeも動画を見てよろこんでくれる人がいないと、たくさん再生されません。動画の撮影や編集のクオリティも大事ですが、それ以上に大事なことです。モノづくりだって、購入した人によろこんでもらえれば、その声は自分の次の作品へのモチベーションになりますし、また新しいお客さんを呼び込むことにも繋がります。ドラッカーの言う「顧客の創造」の一つです。

第五に、きわめて多くの成功してきた人たちが、行動や意思決定がもたらすべきものについての期待を、あらかじめ記録し、後日、実際の成果と比較している。そのようにして、彼らは自らの強みを知っている。改善や変更や学習しなければならないことを知っている。得意でないこと、したがって、他の人に任せるべきことまで知っている。

Peter F. Drucker

強みにフォーカスして、弱みに時間や労力を浪費してはならないということです。以前の記事「自らの強みを知る1」「自らの強みを知る2」あたりにも書きましたが、強みも弱みも、自分では分かっていないことが殆どです。常に行動と成果をチェックしながら、時間をかけて炙り出していくことが必要です。ぼくは二十歳から20年以上やっていた営業が弱みです。よってほぼやりません。営業が得意な人は世の中にいくらでもいますから、お任せします。

第六に、成果をあげている人たちに、その成果の原因になっている経験について聞くと、必ずといってよいほど、すでに亡くなった先生や上司から、仕事や地位や任務が変わったときには、新しい仕事が要求するものについて徹底的に考えるべきことを教えられ、実行させられてきたという。事実、新しい仕事というものは必ず、前の仕事とは違う何かを要求するものである。

Peter F. Drucker

ぼくみたいに、仕事や環境がガラッと変わってしまうことを何度も経験していると、必ず「人」が現れます。そして「どうやったら、よろこんでもらえるか?」を毎回徹底的に考えさせられます。仕事しながら考えて、何かわかったり、情報を得たら、それを仕事に取り入れます。40歳までやっていたジュエリー販売の仕事、そのあと15年間やったインターネット販売とメーカーという仕事、そして自治体の仕事、それぞれ要求されるものは全く違いますし、最初は同時に満たすのは自分とお客さんの2者の要求だったのが、どんどん膨らんでいますので、バランスや、「これはAでこっちはB」みたいなことも考えなければならなくなっています。

まとめ

ぼくが今回のドラッカーの言葉の中でいちばん気に入っているのは「神々が見ている」です。20歳代の後半のことになりますが、仕事のつながりである神社へ頻繁に通うようになり、その時から神道を学ぶようになりました。これはいまでも続いています。ドラッカーの言葉には、この「神々が見ている」以外にもたくさんの神道にもつながる言葉がたくさん見受けられます。表面だけ取りつくろっても、いつかは化けの皮が剥がれます。ここ数年だけ振り返っても、一見人気があって人が集まるような人で「なんか裏がありそうだなあ」と思って離れてみていたら、見事に「やっぱり・・・」なんてことが数回ありました。不思議と、こういう感ははずれないのです。