ドラッカーから学ぶ小さな経営「価値観を優先する」編

ドラッカー 価値観を優先する 経営

シリーズ化しています「ドラッカーから学ぶ小さな経営」。とにかく難しいドラッカーのマネジメントを、初心者にでもわかりやすく、ぼくの経験も織り交ぜながら解説します。

今回も参考にする本は↓

ドラッカー プロフェッショナルの条件
はじめて読むドラッカー自己実現編 プロフェッショナルの条件

毎回同じことを書きますが、
この「プロフェッショナルの条件」という本
決してビジネス初心者向けではありません。
ドラッカーの本は
この本だけではなく、
すべて同じで
表現も一般的でなく
難解な部分が多いです。

また読み返す度に
違った感想や
新しい発見があることもたしかで
読む人の成長に合わせて
受けとり方にも変化が現れます。

価値観を優先する

組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。組織において成果をあげるためには、働く者の価値観が組織の価値観になじまなければならない。同一である必要はない。だが、共存できなければならない。さもなければ心楽しまず、成果もあがらない。

PPeter F. Drucker

社員はお客様によろこんでもらうことに価値を感じていても
会社は金銭的な儲けにしか興味がなかったら
社員はストレスが大きく
いずれは辞めるか
精神的に病んでしまうことになります。

また社員、組織ともに
儲けに全く興味がなく
ボランティア的な仕事ばかりしていたら
会社は存在できません。

会社にとってお金を儲けることは
絶対に必要ですが、
これが1番重要なことではなく
それよりも社員とともに
世の中の役に立ち
我々は社会と共にあるという
思想的なことが必要です。

ぼくも仕事柄、いろいろな事業主や社員にお会いします。その中で、やはり「それっていくら儲かるんだ?」とお金ばっかりの人には、人は着いてきません。着いてきても、似たような思想の持ち主、人相まで似ています。

私自身、成功していたことと、自らの価値観の違いに悩んだ。1930年代の半ば、ロンドンの投資銀行で働き、順風満帆だった。強みを存分に発揮していた。しかし、金を扱っていたのでは、世の中に貢献している実感がなかった。私にとって価値あるものは、金ではなく人だった。自分が金持ちになることにも価値を見出せなかった。大恐慌のさなかにあって、他に仕事の目当てがあるわけではなかった。だが、私は辞めた。正しい行動だった。

Peter F. Drucker

ぼくもゲルマニウムの販売が絶好調だったころ、好きで始めた商売ではあったのですが、15年で止めました。
「この商品で肩コリが楽になる人がいて、よろこんでもらえる」お金儲けではない部分が優先されていたのですが、行き過ぎたネットの中だけのコミュニケーションに疲れたことも理由の一つです。それと年々変わる楽天市場の販売環境の変化に付いていくのが、バカらしくなったこともあります。

つまるところ、優先すべきは価値観である。

Peter F. Drucker

経済が良いとき、
お金をエサに
人を惹き付けることも可能です。
成果があれば
はっきりわかる
昇給も可能です。

ですが時代は変わりました。
多様性と言われる時代になって
個々の個性が尊重されますし、
頑張ったからといって
誰もが簡単にお金持ちになれるわけでもありません。

高齢化、人口減、若年者の減少
景気の先行き不安、
そして
ブログやYouTubeでは
こういった背景をネタに
世の中に警鐘を鳴らす
記事や動画がとても多いです。
どうもこういう動画を見ると
むかし誘われて行った
ネットワークビジネスの説明会の
あの異様な雰囲気を感じてしまい
好きではありません。

価値観も多様なので
お金に価値観を持ちたければ
そういう人でつるめば良いです。
貢献は、べつに
社会や世の中に対してなんて
大げさでなくても、
家族や、好きな人
自分の所属するサークル
こういう身近なところに対しての貢献に
価値観を見出すことでもじゅうぶんのはずです。