中高年も、とうとうパソコンを使わなくなってきた。それを考えたマーケティングを考えよう。

スマホ利用率 マーケティング

自分の親がパソコンでインターネットしてるからといって、高齢者は全員パソコンでインターネットしていると決めつけていませんか?

ここにある調査の結果得られたデータがあります。

2019年、全ての年代でメインデバイスがスマホになった

スマートフォン利用率

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社による、2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめたレポート「Digital Trends 2019上半期」。

明らかなのが、スマホでインターネットにアクセスする中高年が激増したということ。そしてもともと30代以上に多かったガラケーが激減していることです。ぼくとしては、まだガラケーでネットしている人がいるのには驚きでした。さすがに70代以上では全体的にあまり差はないのですが、その年代でもスマホは激増しています。たしかに電車に乗っても、オジサン・オバサン共にスマホを触っています。こっそり覗いたら、大半はLINEがゲームですが。

ぼくのこのブログサイトへのアクセスをGoogle Analyticsで調べてみると、
・スマホ 62.8%
・パソコン 31.4%
・タブレット 5.8%
このような結果でした。この数字、上のグラフからだと、ちょうど50代あたりの構成にピッタリはまります。ということは「中高年の未来は明るい!」としたブログタイトルが、ある程度そのマーケット通りだったとも言えます。

スマホで動画見まくり!

動画視聴時間

背景にはYouTubeの躍進があると思います。他には、ぼくもドラマを見るのに使っているTVer、Amazon Prime Videoなどがありますが、スマホでこういったアプリからの視聴が増えた分、テレビを見なくなっていることに繋がっているように思えます。ぼくもテレビは全然見なくなりました。

昔というか、ほんの数年前の話ですが、何かを調べたり勉強するときは「本」でした。ただ「本」は特にインターネットまわりの調べごとには情報が古い場合があって、ぼくはけっこう「ブログ」から情報を得ていました。それが最近は殆ど「YouTube」です。ブログ運営の方法や、難しいソフトウェアの使い方、ネットショップの開設方法、金融商品の選び方まで、「YouTube」ばかりで調べています。そのぐらい世の中が動画に流れています。ただ、今後はもっと世の中のスピードが早くなると思われますので、「動画の次に来るもの」も意外と早く登場するかも知れません。

ネットショッピングには、スマホしか使わない

ネットショッピング用デバイス

ぼくが楽天市場に出店していた頃、2005年とかですが、まだガラケーによるネット接続が本格的ではなかったこともあり、お客様は100%に近い数字でパソコンからの購入でした。それが「iモード」の普及とともに一気にモバイルでの購入が増え、今は上のグラフの示すようにパソコンは滅茶苦茶少数派になってしまいました。

ぼく個人は、上のグラフの緑色「スマホ+PC」に入ります。ただPCからの購入は、どんどん減っています。

ということで、自社商品をネットで販売したい場合に、上のような楽天市場・Amazonを含め、スマホのアプリが既に出ているショッピングモールで出店するのは問題ないですが、自社サイトの場合は、しっかりとスマホ対応が出来ているかどうかが大切な要因となってきます。

話が少し逸れますが、「ネットモールへの出店は販売手数料を取られるからイヤだ」という話をよく聞きます。これに対してぼくの考えは「弱小モンが自社サイトなんかで売れるか!」です。決まった顧客にだけ販売するなら自社サイトでも良いと思いますが、販路拡大・売上げアップを求めるなら、自社サイトなんてサイト自体の制作から始まり、アクセスを集めることを自力で行う必要があるわけですから、そこに時間と費用が膨大にかかってしまうために、やめるべき。年商が数千万円とかになって、その上に利益率が低い場合、少しでもモール側への手数料を減らしたければ自社サイトもアリです。ただし、大手モールを止めてそのお客様を自社サイトに誘導出来なかったら、何の意味もありません。

「新元号は令和であります」この瞬間に国民が使ったスマホサービスは

令和発表時に見ていたのは、YahooとYouTube

もう圧倒的に「Yahoo! Japan」と「YouTube」。一応、「首相官邸公式アカウントでのライブ配信および関連サービス」となっているので、YouTubeで映画の予告編見てたとか、Twitterで誰かをdisってたとかの数字は入っていない。

よく「Twitterは若者だけ。中高年はFacebook。」という話をするコンサルやセミナー講師がいますが、上の表でどうでしょう?確かに年齢が高くなるほどTwitter利用者は減っていますが、それでも50歳以上ではFacebookと引き分けです。この表だけだと「令和」の発表が、この時だけのサービス利用なのか、いつも使っているサービスを使っていたのかが不明な部分もあります。ですがYouTubeを普段から使ってないのに、この時だけ使うってのも、あまり考えにくいので、このデータはわりと日常に近いのではないかと思います。

まとめ

グラフと表の引用は、
全世代でスマートフォンがネット利用のメインデバイスに~ニールセン 2019年上半期のデジタルメディアの利用動向をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表~
こちらからのマーケティングデータです。

ぼくの好きな言葉に
The aim of marketing is to know and understand the customer so well the product or service fits him and sells itself.”「マーケティングの目的とは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。」
勝手に師匠にしてる Peter F. Drucker 氏の言葉です。この「おのずから売れるようにする」という部分が肝で、販売は「自ら売る」わけですから、まったく異なった行いになります。

ぼく自身、商売人の家に生まれ跡継ぎだったのですが、商売=営業・販売がとにかく嫌いでした。嫌いで嫌いで、でもまあそれなりに売ってましたから生活はじゅうぶん出来ていましたが、40歳前についにブチ切れて、インターネット販売に完全移行。その時に出会ったのが「マーケティング」でした。以来、勉強しながらそれを行い、検証と改善を繰り返す、すなわちPDCAです。このPDCAって言葉を知ったのは、10年以上後のことです。コンサルやマーケターにとって便利な言葉なだけで、会社が存続していれば普通は行っています。