淡路島食品図鑑2 淡路島はタマネギで出来ている説。

淡路島 たまねぎ 淡路島

淡路島は伝説の多い島です。

古事記からの国生み神話なんか有名で、その伝承者?モドキっぽい人が住んでいたり、パワースポットがあって、そのパワーをもらいながら生きている人がいたり、まあ、じつに、ある意味でユニークな島です。

3年間住んで、いろんな人に会いましたが、そのことについて、ここでは触れません。今後もずーっと。

淡路島とタマネギの深い関係

タマネギは淡路島で誕生した野菜、そんなワケありません。

タマネギ自体は古代エジプトの時代にはあったらしく、日本に入ってきたのは、それからずーっと後の明治時代です。

ルートが2つあって、1つが北海道。さすが北海道、いまでもタマネギの生産量は日本一を爆進継続中です。

もう1つは泉州ルートで、淡路島はこの泉州から伝わり、大正時代に入って本格的に生産が始まったとのことです。

淡路島 葉たまねぎ
有名な淡路島新たまねぎの出荷が始まる前、ほんの短期間だけ手に入る「葉たまねぎ」。葉っぱの部分が甘くてすき焼きに最高とされる。

タマネギの全国生産量ランキング

ここでタマネギの全国生産量を見てみます。

1位:北海道 717,400t シェア 62.1%
2位:佐賀県 118,100t シェア 10.2%
3位:兵庫県 96,400t シェア 8.3%
4位:長崎県 29,200t シェア 2.5%
5位:愛知県 27,600t シェア 2.4%
(平成30年データ)

淡路島は兵庫県なので全国3位ですが、96,400トンのうち淡路島で生産されているのは、約8万トンとなります。よって淡路島を兵庫県から切り離して独立した「淡路島県」と見た場合でも、全国ランキングは3位となります。

生産量は面積の広大な北海道が有利で圧倒的に多いのですが、淡路島の面積はたった ‎592.55 km² 、北海道は83,450 km²はその14倍もあります。しかし生産量は約7倍なので、

日本一のタマネギ密度が高い地域!

ここでもう一度比較検証します。実は淡路島のタマネギ生産の殆どが、最南端の南あわじ市に集中しています。

となると・・・・・

南あわじ市のタマネギ密度は、恐ろしいほどの高さになります。
実際、時期によっては市内全域の空気がタマネギ臭で覆われるぐらいです。「どんなんやねん!」と言われそうですが、移住した当時は大のタマネギ嫌いだったぼくにとっては、外出が全てブラック企業状態でした。

これだけを体験するために南あわじ市へ行ってみるのも、ある意味、特別な体験ですし、お土産話としては結構ウケますので、ぜひ行ってみてください。

注)このタマネギ臭の詰まった缶なんて売ってません。南あわじ市へ行かないと嗅げない+体験できないです。

南あわじ市 たまねぎ畑
ぜんぶ、淡路島たまねぎ。もうすぐ臭ってきます。

淡路島タマネギ、できるだけ南あわじ市の農家さんから手に入れよう!

北海道の友人や東京の仕事仲間からの電話で

「スーパーで買った淡路島のたまねぎ、そんなに美味しくなかった」なんてことを言われました。

腹が立ったので、ぼくが農家さんから直接購入し、その人達に送り、後日感想を聞いたら

「おい!これって、全然別物やん!めちゃめちゃ美味しい!」
「もっと欲しい!買うから、送って!」

淡路島 たまねぎ

同じ淡路島産たまねぎ、どうしてこれほどまでに差が生まれてしまったのか?もちろん農家さんによって育て方に違いはあります。これは結構大事なポイントです。それが一般的な大手流通に乗ると、たくさんの農家さんのたまねぎが混ざって店頭や、通販で扱われてしまうのです。

次に物流の問題です。重たいたまねぎが遠い場所に届くまで、10トン級のトラックで運ばれて行きます。運ばれる前は農協や青果屋さんの倉庫で何日も保管されます。この長い時間が、けっこう品質に影響する場合もあります。

野菜ってデリケートなので、他にもいろいろな原因が考えられますが、最短で届くことは、やはりメリット大であるに違いありません。

あと淡路島の中でも、南あわじ市の土壌がたまねぎ栽培に最も向いていると言われています。
よって、本当に間違いのない美味しい淡路島たまねぎを買う場合は、南あわじ市の農家さんから直接購入することをオススメします。

淡路島 たまねぎ まるかぶり

滅多にないですが、無農薬・有機栽培の完熟たまねぎなら、畑で採ってそのまま”まるかじり”できます。辛味がなく、人によってはフルーツっぽいと言う人もいます。

間違いのない淡路島たまねぎ購入方法ですが、
過去記事「淡路島食品図鑑1 廃棄野菜、絶対に食べた方が得な場合
こちらでも一部紹介していますので、参考にしてみてください。

まとめ

食料自給率100%の淡路島。中でも「たまねぎ」は大人気商品で全国からひっぱりだこです。
ぼくは元々、食品の中で一番大嫌いなのが「たまねぎ」だったのですが、淡路島南あわじ市での生活で、いつの間にか美味しいと思えるぐらいに、好きに変わってしまいました。それぐらいに、南あわじ市の「たまねぎ」は圧倒的に他とは違うものでした。
南あわじ市の全ての農家さんの「たまねぎ」を食べたわけではないので、「絶対にどれたべても美味しい!」とは断言できませんが、正直なところ食べた中で「これは無理!」ってのは1個もありませんでした。

「淡路島はたまねぎで出来ている」、正確には「南あわじ市はたまねぎで出来ている」だと思います。それぐらい「南あわじ市は、たまねぎで満ちている」という方が自然だと思います。