2018決定版!送料と手数料で比較する本当に得なECはどれだ!~送料編~

EC 送料と手数料 Webいろいろ

ぼく自身が2003年ごろから約13年間、大手ECショッピングモールでで店を持っていました。当時の送料は運送会社からの提示金額が「全国一律400円」とけっこう安くて、それなりに利益の取れる商品を販売していれば「送料無料」での販売はじゅうぶん可能でした。じっさいぼくが出店していた期間は、ずっと「送料無料」で、これが牽引となった部分もあり売上も良かったです。

それが時代変わって・・・
各運送会社の送料の値上げが競争のように起こり、実際として「送料無料」は難しい時代になってしまいました。今でもAmazon Prime会員のように、ぼぼ無料で発送しているケースもありますが、その他のECサイトや自社サイトでの「送料無料」は、商品金額や利益率によりますが、ふつうは考えられないです。

通常商品を送る際に思い浮かぶのは「ヤマト運輸」「ゆうパック」「佐川急便」など。個別には格安の条件を提示されている事業所もありますが、多くは時代の流れ通りに値上がりし続けて、昔なら400円で送れていた物が2000円近くになってしまった場合もあるようです。

そこで、この記事では普通の運送会社の送料も紹介しながら、ECサイトとセットになっている送料も一緒に紹介します。
ECサイトと送料のセットは、かなりお得な場合があり、たとえば「メルカリ」などは箱の大きさだけが基準で全国一律の料金となっています。また「ポケットマルシェ」は出店できるのが「農業・漁業・畜産」の生産者に限りますが、ヤマト運輸の送料としてはかなり安い料金が提示されています。
ECサイトへの出店は、送料が安くても販売手数料が発生しますが、この点については次回の記事
2018決定版!送料と手数料で比較する本当に得なECはどれだ!~手数料編~
こちらでお伝えします。


記事の主な内容
「どの送料が本当にお得なのか?」
 ・イプシロン
 ・ポケットマルシェ
 ・メルカリ
 ・ラクマ
 ・ヤマト運輸
 ・ゆうパック 


ゆうパック、ヤマト運輸、送料が大変!

2017年に入って、急に問題化したのが

送料の高騰

契約の状態によっては、送料が2倍以上に値上がりしたケースもあり、
・店舗が負担する
・お客様が負担する
・一部お客様負担
など、あまりにも高騰した送料への対応が、迫られています。


どの送料が本当にお得なのか?

運送会社の大手から中小まですべてを比較できないので、今回ここでは代表的な「ヤマト運輸」「ゆうパック」を中心に、「ECサイトと送料のセット料金」が受けられる料金を紹介します。


【GMOイプシロン】ECサイトとのセット料金

GMOインターネットグループのイプシロン株式会社が運営。ネット決済と格安送料を提供しています。
利用するには、イプシロン株式会社との事前契約が必要で、契約そのものに審査があったり印鑑証明等を提出するなど、きっちりしていますが、それなりにハードルが高いです。
私は法人契約をしましたが、契約したすぐあとに「送料値上げ」のメールがきて、その値上がりがあまりに大きいために、一般の人が郵便局に持ち込んだほうが安いという現象となり、契約後2ヶ月ほどで解約しました。

2018年9月30日までのゆうパック料金、うちは兵庫県で届け先が県内か関西圏への発送が多く、これはけっこう安くて頻繁に使わせてもらっていたのですが・・・

なんと!2018年10月1日から、ここまで値上がり!
うちは同じ県内のお客様へ野菜をお送ることが多く、箱120サイズなので
元々640円が→なんと1270円!!!

送料は基本、お客様負担だったのですが・・・・・
さすがに「送料、どうにかなりませんか?」と問い合わせが急増しました。

ショッピングカートを別に用意する必要があるイプシロン

イプシロンは、決済と格安送料だけを提供する会社なので、ショッピングカートは、自分で他の業者と契約する必要があります。
イプシロンからオススメされるのは
・カラミーショップ
・Make Shop
この2つ。
どちらも毎月の家賃ともいえる固定費が、
・カラミーショップ 900円~
・Make Shop 3000円~
発生します。

これにプラス、イプシロンは決済に
・代引き1500円~/月
・クレジットカード決済1000円~/月
など、あまり詰め込みすぎると、月に30000円ぐらい固定費がかかります。
もちろんこの固定費にプラス決済ごとの手数料もかかります。

イプシロン、カラミーショップ共に、2018年9月27日付で解約しました。


【ポケットマルシェ】ECサイトとのセット料金

ポケットマルシェはECサイトです。あのメルカリからの資本を受け入れていて、メルカリに似た形の、ヤマト運輸とゆうパックの格安送料を提供しています。ただし、ポケットマルシェに出店できるのは農業・漁業・畜産といった、生産者さんだけです。いまのところ、お菓子や製麺など加工品の生産者さんは出店できません。

関西から関西、箱サイズ120サイズが648円。安いです!値上がりする前のイプシロンに近い送料。これでも最近値上がりした料金です。荷受け業者はヤマト運輸ですから、クールへの対応もばっちりです。(別料金)

もし上記の生産者であれば、この料金はオススメです。
毎月の家賃(固定費)は0円、ただし商品が売れると売上金額の15%が手数料としてかかります。あと、受注するとヤマト運輸が印字したラベルを生産者へ届けてくれます。その手数料が94円プラスされますので、販売手数料+94円の店舗への負担と利益率、それとお客様への送料のバランスをみて導入するかどうかを見極める必要があります。


【メルカリ】

言わずと知れた、メルカリ。世界規模で拡大し続けています。
私も淡路島たまねぎをメルカリで販売していますが、ほとんどが24時間以内に売れています。

メルカリの送料、安いです。
メルカリ自体の販売手数料は売上金額の10%。これ以外には料金はかかりません。
送料ですごいと思うのは、送料が大きさだけを基準にしてて、全国一律料金であるということです。高いと言われる関西から北海道への120サイズ発送は、イプシロン1850円、ポケットマルシェ1404円に対し、メルカリはなんと1000円という圧倒的安さです。
自社のブランディングをメルカリだけで行うというのは少々厳しいかも知れませんが、販売だけを目的にするならメルカリはアリだと思います。それと、集客とサイト内検索がよくできてて、新規の人でも出品した当日に売れることもじゅうぶんにあり得ますので、てっとり早くネット販売したい人にはオススメです。


【ラクマ】

楽天株式会社が運営するフリマサービス。以前はフリルという名前でした。

ラクマ最大の魅力は、手数料が売上代金の3.5%という安さです。同じフリマサービスのメルカリが10%なので、10000円の売上だとフリマ350円、メルカリ1000円手数料として取られることになります。ただし送料はどの箱の大きさにおいても、メルカリよりも割高です。
あとサイト自体の集客力は規模自体も違うために、メルカリよりも劣ります。


実際にかかる送料はいくらか?

では実際にかかる送料はいくらになるのかをシュミレーションてみます。
でもこれは発送地域と配達地域、そして荷物の大きさで、あまりにもパターンが多すぎるので、ここでは私の住む兵庫県から120サイズで出荷した場合での比較だけを紹介します。

みなさんの出荷地域からの詳細な料金については、下記リンク先で調べてください。
・イプシロン:
 https://www.epsilon.jp/service/delivery/
・ポケットマルシェ:
 https://poke-m.com/delivery_rates
・ヤマト運輸:
 http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/estimate/all_est.html
・ゆうパック:
 https://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokunai/parcel.html

尚、メルカリとラクマに関しては、全国一律料金になっているため、上部料金表がすべて適応されます。


関西→関西・北陸・東海(中部)・中国・四国
120サイズ

送料割引後送料
イプシロン1458円・・・
ポケットマルシェ648円・・・
メルカリ1000円・・・
ヤマト運輸1557円持込+メンバー1407円
ゆうパック1500円スマホ割1320円

圧倒的にポケットマルシェが安いです。でもこれは農業・漁業・畜産の生産者しか参加できないECサイトなので、出店できる人はかなり限られます。
送料自体は、お客様負担という場合が多いので、少しでも安いほうが買い物しやすいです。
2番手は全国一律料金のメルカリ。

ヤマト運輸は持込割引100円+クロネコメンバー割引50円=合計150円の割引が受けられ1407円。

ゆうパックはスマホアプリを使ったスマホ割を使うことで、持込すると180円の割引が受けられるうえに、過去一年以内に10個以上出荷していれば、そこから10%割引、さらに受け取り主が郵便局での受け取りなら100円の割引がありますので、上記料金は1098円まで安くなることが可能です。


関西→関東 
120サイズ

送料
割引後送料
イプシロン1544円・・・
ポケットマルシェ723円・・・
メルカリ1000円・・・
ヤマト運輸1685円持込+メンバー1535円
ゆうパック1660円スマホ割1480円

関西→関東へも、ポケットマルシェのヤマト運輸便が、ぶっちぎりの安さです。ぼくみたいに、野菜を送ることが多い生産者はかなり有効な手段ですが、どうしても15%の販売手数料が気になります。例えば3000円の野菜パックが売れたら450円の手数料+94円のヤマト運輸ラベル発行手数料がかかりますので、店舗としての利益は減ります。
2番手はここもメルカリ。販売手数料として10%かかります。

ゆうパックスマホ割は、最大で1242円まで安くなります。


関西→信越・九州
120サイズ

送料
割引後送料
イプシロン1544円・・・
ポケットマルシェ756円・・・
メルカリ1000円・・・
ヤマト運輸1685円持込+メンバー1535円
ゆうパック1660円スマホ割1480円

ここでもポケットマルシェが安いです。(手数料15%+94円が必要ですが)
しかし、わざわざ契約のいるイプシロンが、いちばん高いとは、意味がないような気がする。
2番手は、メルカリ。


関西→東北(一部)
120サイズ

送料
割引後送料
イプシロン1630円・・・
ポケットマルシェ972円・・・
メルカリ1000円・・・
ヤマト運輸1901円持込+メンバー1751円
ゆうパック1770円スマホ割1590円

ここもポケットマルシェがいちばん安いが、距離が遠くなればなるほどメルカリとの差が縮まります。


関西→北海道
120サイズ

送料
割引後送料
イプシロン1998円・・・
ポケットマルシェ1404円・・・
メルカリ1000円・・・
ヤマト運輸2333円持込+メンバー2183円
ゆうパック2200円スマホ割2020円

ここで圧倒的にメルカリが安くなります。


関西→沖縄
120サイズ

送料
割引後送料
イプシロン1965円・・・
ポケットマルシェ2980円・・・
メルカリ1000円・・・
ヤマト運輸2981円持込+メンバー2831円
ゆうパック2130円スマホ割1950円

一気にポケットマルシェが最下位。メルカリの安さが光ります。
兵庫県から沖縄に何か友だちとかに送るときは、無理やりメルカリに出品して「○○様専用」とか書いて購入してもらうとお得です。たとえ10%の手数料払っても安いです。
例として・・・・・
メルカリに「〇〇様専用」ということで、1200円で出品
 ↓
買ってもらう
 ↓
手数料120円+送料1000円=合計1120円が差し引かれるので
 ↓
実質、兵庫県から沖縄へ1120円で送れることになります。
2位ゆうパックスマホ割よりも、800円ほどお得です。
ただし、ここまでやって送るのって・・・・・ちょっと面倒です。
あと、購入じゃない荷物を送る場合は、1200円をメルカリ購入者に返金する必要もあります。
やっぱり、かなり面倒ですね。

送料まとめ

送料は安ければ安いほどお客さまの負担は小さいです。AmazonがPrime会員向けに送料無料をしたり、まとめ買い2000円で送料無料を行っていることが当たり前みたいになったことで、ぼく自身も普段のネットでの買い物はほとんどAmazonになってしまいました。理由は単純に「商品価格が安い」「送料無料」です。今後も送料については高止まりが続くと思われるますが、

メルカリのような独自の世界を作り出したり、自社コンテンツを通して一種のブランド化することで、送料を意識させないような取り組みは必要だと思います。

今回の送料比較で見えてくるのは、農業・漁業・畜産業であれば、ポケットマルシェへの出店で得られるヤマト運輸特別料金はお客様にとって大きなメリットがあるということです。
その他では、カートシステム自体を格安のものを導入して、ゆうパックスマホ割で条件をクリアして値引きを最大化することで、かなり安くなります。決済システムとセットになったイプシロンは、送料だけの契約ができず必ず有料の決済システムとの抱き合わせになる上に、2018年10月1日からの送料値上げがあまりにも大きく、導入メリットがなくなっり、ぼくもカートの「カラーミーショップ」と一緒に解約しました。。

注意:これら送料は2018年10月10日時点での調べに基づいておりますが、運送業者やECサイトの特別料金には、もっと詳細に示されている場合や金額の異なる場合がございます。契約・発送の際は、必ずお使いになる運送会社やECサイトで正確な料金を確認してください。

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