2018決定版!送料と手数料で比較する本当に得なECはどれだ!~手数料編~

EC 送料と手数料 Webいろいろ

送料は多くはお客様負担になる場合が多いですが、手数料は売上に乗じて店舗にへの負担となります。
ECサイトによって提供される送料も、一見安いようでも実は販売店舗への手数料が高くて、実際は安い送料の一部を店舗が負担しているとも言える場合もあります。

Amazon Prime会員のように、数百円の買い物でも送料が無料になる時代ではありますが、前回の記事で低料金で出店しやすい各ECサイトと送料のセット料金と運送会社の最も新しい料金を公開しましたので、下記リンク先からごらんください。


ECサイトの販売手数料については、ぼくも過去に不満を抱いて出店をとりやめたという経験があります。
ただ、手数料の高いECサイトは集客力があるとか、販売につながる広告などのツールが豊富であるというメリットもあります。
誰もがネット販売できる時代になり、出店する意味合いも多様化していますので、これがいちばん良い!と簡単には判断はできません。

例えば、ネット販売などしたことがない農家さんが初めて取り組む場合に、
・いつ売れるかわからない
・どうやって販売ページを作ればいいのかわからない
・一般消費者や飲食店の顧客がいない
・初期費用や月々手数料をあまりかけたくない
など、最初にたくさんの考えるべきことがありますが、それにある程度応じたECサイトを選ぶ必要があります。


記事の主な内容
「どのECサイトがもっとも手数料が安いか」
・イプシロン
・ポケットマルシェ
・メルカリ
・BASE
・STORES
・Yahoo! Shopping
・カラミーショップ
・ラクマ


EC手数料

ここでは大手の楽天市場やAmazonはここには入れませんでした。その理由はまた別の機会に記事にします。

月々家賃販売手数料その他手数料
イプシロン0円代引1500円
クレカ2500円+5%
コンビニ1000円
銀行振込1000円
など毎月
買い物カゴは、別にカラーミーショップなどの契約が必要。
ポケットマルシェ0円15%1配送ごとに94円
メルカリ0円売上10%
BASE0円売上6.6%+40円
STORES0円(980円)5%
Yahoo!Shopping0円約7.5%+クレカ等手数料=約12%アフィリエイト
カラーミーショップ0円(900円)イプシロンとの契約が必要
ラクマ0円3.5%

イプシロン・カラーミーショップ
イプシロンは決済と格安送料を提供するサービス。カートシステムがないために、単体では使えません。イプシロンからおすすめされるカートシステムは「カラーミーショップ」と「MakeShop」で、それぞれ月々900円、3000円が固定費として必要です。いずれかと契約後に決済システムとしてイプシロンのサービスを紐づけて使いますが、クレジットカード・代引き・銀行振込・コンビニ払いなどたくさんの決済手段を有効にしてしまうと、それだけで毎月30000円とか発生します。もちろん決済1回ごとの手数料も必要ですので、売れるかどうかわからない、あまりお金をかけたくないなどの気持ちがある場合には、おすすめしません。
また2018年10月1日の送料の改定で、格安送料ではなくなってしまいましたから、いまはあまり魅力を感じないサービスです。

ポケットマルシェ
農業・漁業・畜産業の生産者だけが出店できます。
毎月の家賃にあたる固定費は完全0円。売れたときに販売金額の15%が手数料としてかかりますが、これにはクレジットカードの手数料(約4%)が含まれています。あと、1配送ごとにヤマト運輸のラベル発行手数料ということで94円がかかります。送料を安く見せたい場合はポケットマルシェはかなりアリです。でも手数料はやや高めですので、実際のお店の利益はそのぶん少なくなります。

メルカリ
毎月の固定費や出品ごとの手数料は0円。売れたときに売上金額の10%がかかります。送料は箱の大きさだけが基準で全国一律料金のうえにわりと安く良心的です。ぼくじしんメルカリで淡路島タマネギを販売しましたが、さすが破竹の勢いがあるECサイトです。出せば売れるという感じでした。なので、手っ取り早く売りたいなら、メルカリをオススメします。でもじっくりと自社や自社商品のコンテンツを作りながらブランディングしたいなら、あまりオススメできません。その場合は、別にWebサイトをしっかり作っていくことが必要です。

BASE・STORES
BASEはぼくじしん出店契約しています。思うのですが、Amazon、楽天市場、Yahooショッピング以外は、Googleでのキーワード検索経由で店に来てもらえる可能性は低いです。BASEもSTORESも一時期に比べれば名前は売れてきましたが、メジャーに比べたらあまりにも小さい存在なので、たとえば「タマネギ」とGoogleで検索しても検索結果の上位にでることは滅多にないです。
こういうECサイトって、すでに自社にお客さんがついていて、そのお客さんに直接アプローチして「ここで買ってください」と言える場合には、コストもほとんんどかからず有効な選択だと思います。販売手数料も5%~10%未満で安めですから、Webサイトにすごいアクセスを持っていて誘導できる場合やリアル繁盛店舗のネット進出の第一歩としてDM等でPRしながら使うには有効だと思います。
送料のセット割引とかはないので、自分で運送会社と契約するか、ゆうパックのスマホ割などを導入する必要があります。

Yahoo Shopping
メジャーECサイトですが、毎月の家賃にあたる固定費は0円です。楽天市場に勝負を挑んで0円出店ということで一気に店舗を集めて「安い!」というイメージが根付いています。ほんとに安いかどうかがといえば、ごく普通だと思います。アフィリエイト料率の設定によってはかなり高い手数料になることもあります。
BASE・STORES同様、放置状態では家賃はかかりませんので、いつ売れるかわからないし、初期費用を払うのがイヤな人に向いています。もちろん本気で売りたい人もYahooという大看板の下で販売できるというメリットあるためオススメできます。
ぼくも出店契約は済ませています。

ラクマ
メルカリに挑む楽天市場のフリマです。メリットは手数料がたった3.5%だけという安さです。あとメルカリのマネして送料を箱の大きさだけを基準にした全国一律にしていますが、メルカリよりもすべて箱の大きさで高額です。


決済の種類

イプシロン
(カラーミーショップ)
クレジットカード・銀行振込・コンビニ・後払い・PayPal・キャリア決済・代金引換など。
但し、個々に毎月利用料がかかるので、全て使うと月30000円以上かかる。それにプラスそれぞれの手数料が必要。
BASEクレジットカード・銀行振込・コンビニ・後払い・キャリア決済
利用料は売上の6.6%+40円にすべて含まれるため、他に料金はかからない。
STORESクレジットカード・銀行振込・コンビニ・後払い・PayPal・楽天Pay・AmazonPay
代金引換はプレミアムプラン(月980円)のみ
利用料は売上の5.0%にすべて含まれるため、他に料金はかからない。
Yahoo! shoppingクレジットカード・キャリア決済・モバイルsuica・コンビニ決済・銀行振込(ペイジー)
ラクマポイント/売上金・クレジットカード・楽天PAY・LINE PAY・
Paidy(翌月払い)以上無料
コンビニ・郵便局・ATM・d払い・キャリア払い(ドコモ・ソフトバンク・au)以上100円、購入者負担

イプシロン
決済手段はどこも数種類用意しています。これは種類が多ければ多いほど良いと言われていますが、その言葉を信じて調子に乗って増やすと毎月30000円ぐらい売れなくても手数料が発生します。ぼくがイプシロンを導入した当初、ぜんぶ有効にしてしまってこの高さに気づきました。もちろん1件ごとの手数料も必要です。

その他
クレジットカード、代引き、コンビニ払いなど、だいたいのものは揃っています。問題ないと思います。


実質利益表

3000円の商品が売れて、120サイズの箱で同じ県内に送った場合の手数料・送料比較になっています。

販売手数料店舗利益*送料お客様支払額
ポケットマルシェ544円2456円648円3648円
メルカリ300円2700円1000円4000円
BASE238円2762円ゆ1320円
ス継1188円
4320円
ス継4188円
STORES150円2850円ゆ1320円
ス継1188円
4320円
ス継4188円
Yahoo! Shopping360円2640円ゆ1320円
ス継1188円
4320円
ス継4188円
ラクマ105円2895円ラ1350円4350円

ゆ・・・ゆうパックスマホ割
ラ・・・ラクマパック
ス継・・・ゆうパックスマホ割+継続割引。郵便局配達の場合は更に100円引き

*店舗利益は、売上3000円から手数料を差し引いた金額です。額が大きいほど利益も大きくなります。

ポケットマルシェ
送料でいちばんお得なポケットマルシェが最も儲かりません。お客さんの負担する送料を安く設定する分を、店舗が販売手数料として負担している形になっています。ぼくじしんは、これも悪くないと思います。それは顧客第一主義という考え方が正しいと思っているからです。

ラクマ
一見「安い」と感じるラクマですが、送料はもっとも高くて購入者思いではありませんでした。店舗側の利益はもっとも大きくなるので、利益幅の小さい商品には向いています。ただメルカリよりも規模がだいぶ小さいです。スマホアプリの国内ダウンロード数もメルカリ6000万に対しラクマは1000万(2017年12月調べ)で、メルカリは全世界だと1億ダウンロード以上にもなっています。小さいから売れないというわけではありませんので、気軽に両方で販売してみて自分に合った方を選ぶという方法はアリです。

その他
ほかは似たり寄ったりという感じですが、出店の登録も簡単ですぐ販売できるという点ではメルカリ、あるていど自社・自社商品のブランディングを考えるならBASE、STORES、Yahooショッピングといったところでしょうか。BASE、STORESは基本無料ですが、有料プランにすることで販売ページの細かい作り込みが可能になり、独自ドメインを使って「自分の店」をより一層主張することもできます。


まとめ

誰もが簡単にネット上に店が持てる時代です。その中で気軽にコストをかけずにという視点で今回は記事にしてみました。もちろん広告をガンガン買うとか、一人でも物流まで完璧にやってしまいたいなんてことであれば、これらのECサイトでは物足りませんので、やはりAmazonや楽天市場になると思います。

なんでもそうですが、「売れても売れなくてもいい」という気持ちだと、たとえメルカリであっても売れないです。メルカリはメルカリ流の売れる方法があって、こまめな作業をやれば出店して日が浅くても高い確率で売れますが、出品だけして放置すれば全く売れません。
反対に自分を追い込む意味で、出店料や固定費・手数料の高額なECサイトに出店するのは心意気は素晴らしいです。かけたお金を取り戻そうと必死になるという気持ちや筋書きもわかります。でもその手の大型ECショッピングモールも、昔と違って出店店舗数・販売商品数共に巨大化していて、なかなかその中でさえ目立つことが難しくなっています。ネット広告も10年近く前のぼくの経験だと20万円ぐらいの広告を買って200万円以上の売上ができて費用対効果は抜群でした。でもいまは聞くところによると広告料以下の売上になることもめずらしくないとのことでした。

じゃあぼくならどうするのか?
単純に売るだけならメルカリをこまめにやります。
ちゃんとマーケティングして自店舗のファンをたくさん獲得するなら、多くのアクセスが集まるようなコンテンツを重視したWebサイトを制作したうえに、ECサイトに誘導するようにします。こういう流れができればECサイト自体は、BASE、STORES、Yahooショッピング、いずれかを選びます。
農家など生産者の場合はポケットマルシェに出店すれば、販売の中で自農園のコンテンツを一緒に紹介しながらわりと簡単にページを作ることができるので、ネット初心者には向いてると思います。このハードルの低さは、ネット販売に参入するにはけっこう大事な要因です。

一緒にどうぞ

2018決定版!送料と手数料で比較する本当に得なECはどれだ!
~ 送 料 編 ~